ランディングページを作って運用しているんですが、直帰率が70%を超えて焦っています!
何か対策方法はありませんか?
今回はこんなお悩みを解決する記事です。
- ランディングページの直帰率の平均
- ランディングページの直帰率が高い原因&解決策
- ランディングページの直帰率を下げる具体策
この記事を書いている私はWeb制作のフリーランスとして活動しており、ランディングページの制作や改善を請け負っています。
このような背景の私がランディングページの直帰率の平均と直帰率を下げる原因&解決方法を解説します。
ランディングページの直帰率の平均は?

ランディングページの直帰率の平均はおよそ70%〜90%と言われています
冒頭での質問者さんは直帰率70%ということでだいぶ焦っていましたが、実はランディングページならまあまあの数値です。
そもそもランディングページは1枚の縦長ページで作られており、訪れた読者には「購入」or「直帰」の選択肢しかありません。
買うか帰るかしか選択肢がないのなら必然的に直帰率は上がりますよね。
残りの20%の読者が購入に繋がっていると考えれば、それほど悪くはないという印象です。
この数値がブログとなれば話は別です。直帰率80%だと少し高すぎるので別記事にうまく誘導できてない可能性が高くなります。
ランディングページの直帰率が高い原因&解決策
とはいえ、ランディングページの直帰率70%〜90%はあくまで平均であり、直帰率が低ければ低いほど良いのは間違いありません。
そこで直帰率が高くなってしまう原因をまずは見極める必要があります。一般的に考えられる原因は以下の通り。
- ターゲットのキーワードが絞り込めていない
- 広告と実際のページの内容が一致しない
- 専門用語や漢字が多く文章が読みづらい
- 商品が売れやすい文章構成になっていない
もう少し深堀りして解説します。
ターゲットのキーワードが絞り込めていない
まず考えられるのが、ターゲットが検索しそうなキーワードを絞り込めていない可能性です。
ブログと同様、ランディングページでもキーワード選定はとても大切で、ここを間違えると購買意欲のない読者も来てしまい直帰率が高まります。
例えば、新商品の青汁を売る場合に、
- 青汁 おすすめ
- 青汁 飲み方
という2つのキーワードで広告を出したとします。
この場合、「青汁 おすすめ」はおすすめの青汁を購入しようと探している人が来てくれますが、「青汁 飲み方」では青汁をただ美味しく飲む方法を探している人が来る可能性があります。
青汁の飲み方を探しているお客さんはすでに手元に青汁がある可能性があるので、購入してくれる可能性は低く直帰率も上がります。
「関係のないターゲットを呼び込んでいないか」といった視点で一度気ワードを見直してみることが大事です。
広告と実際のページの内容が一致しない
広告でバナーなどを作成し誘導するケースも多いと思いますが、広告の内容と実際のページの内容がかけ離れていると直帰の原因になります。
例えば、新商品の青汁の広告を出したのに、実際のページにいったら野菜ジュースが販売されていたら読者はびっくりしますよね。
上記は大袈裟な例ですが、
- 広告とLPの色合いや雰囲気が違う
- 広告の人物とLPの人物が違う
といった些細な違いでも誘導された読者は違和感を感じます。「何か違うな」と感じた読者はそのまま離脱し、直帰率が上がってしまうのです。
広告からランディングページへ誘導する際はできるだけ統一感を出すようにしましょう。
専門用語や漢字が多く文章が読みづらい
あなたが書いた文章は難しい専門用語や漢字をたくさん使っていませんか?
あなたにとっては普段から当たり前に使っている用語でも、読者にとっては難しいと感じる場合があります。
また、漢字が多すぎてもダメです。文章に漢字がたくさん並んでいるとそれだけで読む気が失せて離脱の原因になります。
「大分焦っている」と書くより「だいぶ焦っている」と書いた方が読みやすくありませんか?
バランスはもちろん大事ですが、ひらがなを多めで文章を書いてあげるとより読みやすい文章が書けるようになります。
商品が売れやすい文章構成になっていない
あなたのが書いた文章はランディングページ用の文章構成になっていますか?ブログの延長みたいな構成になっていませんか?
実はランディングページで商品を売るには鉄板の文章構成があります。
必要な画像や文章など材料さえ集めることができれば、あとはこの文章構成に沿って内容を埋めていくだけで商品が売れるページが作れます。
あなたも色々なLPを見てきた経験があると思いますが、大抵のLPはこの構成に沿ってできています。
具体的な構成については別記事でまとめてますので、興味のある方はどうぞ。

ランディングページの直帰率を下げる具体策

上記で紹介した内容を含め、具体策を解説します。
- キーワードを絞り込む
- 広告とランディングページに統一性を持たせる
- ひらがな多め、専門用語無しで読みやすい文章を書く
- 商品の売れやすい文章構成にする
- ページの読み込み時間を早くする
- ボタンのデザイン、配置を見直す
- レスポンシブ対応させる
①〜④まではすでに解説ましたので、⑤〜⑦について詳しく説明します。
ページの読み込み時間を早くする
ページ表示速度にも気を配りましょう。以下のデータは2018年のGoogleの調査です。
上記のデータを見るとわかる通り、ページ表示に1〜3秒かかるだけで直帰率は32%増えるという驚きのデータが出ています。
ネットの速度は年々早くなり、読者は待つことが苦手になっています。そのため、わずかな表示速度の遅れが直帰率に多大な影響をあたえるのです。
ページ表示速度を上げるには、
- 画像のサイズを小さくする
- HTML&Javascriptなどのリソースを圧縮する
といった施策が有効です。Googleが無料で提供している「PageSpeed Insights」で速度と解決策がわかります。
ページ表示速度は絶対に対策すべきなのでチェックしてみてください。URLを入力してEnterを押すだけです。
ボタンのデザイン、配置を見直す
ボタンの大きさ、色、配置は必ず見直しましょう。
ボタンはパッと見てすぐに目に入るぐらい大きく作られているでしょうか?色は目立っていますか?背景色と同化していませんか?
せっかく読者が「よし!買ってみよう!」と思っても、購入ボタンが見つからなかったら大きな機会損失です。
また、ボタンの配置も重要です。特に縦長のランディングページはボタンが見つかりにくくなりがちなので、等間隔で3〜4つ程度あるのが一般的です。
定期的にボタンの配置やデザインを見直しましょう。
レスポンシブ対応させる

レスポンシブ対応とは「スマホ表示対応」させるということです。
あなたの作ったページをスマホで見てみてください。デザインが崩れていたり、文字が小さすぎたりしていませんか?
今は商品もスマホで購入されることが圧倒的に多くなってきました。
デザインや表示が崩れたページからなんて誰も何も買いたくありません。パソコン表示だけでなく、必ずスマホ表示にも対応しましょう。
ランディングページの直帰率の原因&対策まとめ
直帰率の対策をするにしてもまずは現状を知ることが大切です。
現状を知った上で目標値を設定し、あとはその数値に向けてどんどん改善をしていきましょう。
一度対策したらおしまいではなく、定期的な改善が必要です。今回の記事を参考に早速あなたのページの直帰率改善に役立ててください。
ランディングページの改善方法については以下の記事でも解説しています。
