ランディングページを運用し始めたのですが、なかなか売り上げに繋がりません。改善方法はありませんか?
- ランディングページで思うような成果が出ていない
- 改善しようにもどこから手をつけたら良いかわからない
とお悩みではありませんか?
ランディングページ自体はさまざまなサービスが出ているので、自分で作るのもそれほど難しいことではなくなりました。
しかし、実際に運用して成果を出すとなると話は別。
継続して利益を出し続けるためには定期的にランディングページを改善していく必要があります。
今回の記事では運用中のランディングページを分析する方法、及び改善する方法を具体的に紹介します。
- ランディングページを分析&改善する方法
- ランディングページ改善の際の具体的チェック項目
- ランディングページの改善に役立つツール
ランディングページを分析&改善(LPO)する方法
まずは全体の流れですがランディングページを改善するには、
- 現状を分析する
- 仮の対策案を作る
- 実行して結果を検証する
の3つを繰り返します。俗にいう「PDCAサイクル」です。ランディングページに限らず全てのビジネスに当てはまる法則ですね。
具体例を交えながら解説していきます。
1. 現状を分析する
まずは運用しているランディングページの状況をしっかりと把握しましょう。まずは以下の公式を覚えてください。
購入数 / アクセス数(PV数) = CVR(コンバージョン率)
100人の人がページを見てくれて、そのうち5人の人が購入してくれたとすると「5/100 = 5%」となります。
アクセス数や購入数はGoogleアナリティクスと呼ばれる無料のアクセス解析ツールを使って計測できます。
アフィリエイトをしている方はASPのダッシュボード画面で確認できることもあるので確認してみましょう。
上記の式を利用して実際にCVRを算出してみてください。
2. 仮の対策案を作る
CVR(コンバージョン率)を見て対策案を練ります。
業界にもよりますがCVR(コンバージョン率)の平均は5%程度と言われているので、もしその数字を下回るようであれば対策が必要です。
CVRが下がる原因はランディングページのデザインやライティングであることがほとんどです。
ボタンの配置や色がおかしかったり、文章が退屈で途中で飽きられてしまったり様々な可能性が考えられます。
「原因はこれだ」と断定できるものでは無いので、ある程度予測して対策案を作る必要があります。
具体的なチェック項目については記事の後半でお伝えします!
3. 実行して結果を検証する
仮の対策案を立てたら実際に結果を検証してみます。対策案はあくまで推測のものなので、実際に試してみるまでは結果はわかりません。
もしCVR(コンバージョン率)が改善されたのであればその仮説は正しかった可能性があります。
現状維持、改善されないようであれば間違いだった可能性があります。その場合はまた別の仮説を立てて検証します。
この繰り返しです。
ランディングページを改善(LPO)する際のチェック項目
ランディングページを改善するための流れが理解できたら、具体的にチェックをしていきましょう。ポイントは以下の4つ。
- 売れるレイアウト構成になっているか
- ファーストビューは魅力的か
- CTAは最適化されているか
- フォームは最適化されているか
詳細を見ていきます!
1. 売れるレイアウト構成になっているか

商品やサービスがよく売れるランディングページにはお決まりのパターンがあることをご存知ですか?
もしあなたが適当に文書を組み合わせてランディングページを作っているだけなのであれば、一度テンプレートに沿って書き直してみてください。
具体的な内容については以下の記事で解説しています。

2. ファーストビューは魅力的か

ファーストビューには徹底的にこだわっていますか?
読者はページを見て3秒で読み進めるかどうかを判断します。ファーストビューはランディングページの中でも一番大切といっても過言ではありません。
- 読者のベネフィットは含まれているか
- 実績&権威性は十分に伝えられているか
- 魅力的な画像が使われているか
など、わかりやすく伝えるためのキャッチコピーや文章を頭を捻って考える必要があります。
「あまり考えてなかったな」という人は見直して見ましょう。
参考ランディンングページ:Colorful(カラフル)
3. CTAは最適化されているか

CTAは「Call to Action」の略で読者へアクションさせるための施策です。わかりやすい例でいうと購入用の「ボタン」がCTAです。
- ボタンが小さすぎないか
- ボタンの色は見にくくないか
- ボタンの位置がわかりづらくないか
- 文言が「購入する」などハードルの高いものになっていないか
①〜③に関してはだいたいわかると思いますが、④について補足します。読者は「購入する」「買う」などの言葉に心理的ハードルを感じます。
その代わりに「申し込む」「試してみる」といった言葉を使うことで、結果的には同じでも心理的ハードルは下がり申し込みしやすくなります。
細かな違いではありますが効果はあるので試してみてください。
4. フォームは最適化されているか
フォームは読者が直接アクションを起こす大事な部分です。PCでもスマホでもわかりやすいように最適化する必要があります。
- フォームは必要最低限か
- フォームが小さすぎないか
- スマホでの表示は問題ないか
- 画面遷移が多すぎないか
フォームの数は必要最低限にしましょう。
例えばWeb資料請求(PDF版)のランディングページの場合、必要なフォームは以下が考えられます。
- 名前
- 会社名
- メールアドレス
- 電話番号
- 住所
- このページを知ったきっかけ
このフォームをみてどのように感じますか?たかがWeb資料を請求するだけなのに入力する内容が多すぎませんか?
上記の中で実際に必要なのは①〜③までです。電話番号は嫌がる人も多いですし、ネットで送付できるのに住所なんて必要ないですよね。
読者は入力する項目が1つ増えるごとに面倒だと感じ離脱する可能性も高くなります。本当に必要なものだけかどうかもう一度確認しましょう。
ランディングページの改善(LPO)に必要なツール
「改善すべき点はわかったけどどんなツールが必要なの?」
ここではそんな疑問にお答えし、ランディングページの改善に役立つツールをいくつかご紹介します。
- Googleアナリティクス (アクセス解析)
- User Heat (ヒートマップ)
- Page Speed Insight (ページ表示速度)
Googleアナリティクス (アクセス解析)

Googleが提供する誰でも無料で使えるアクセス解析ツールです。ページビュー数はもちろん、コンバージョン率なども計測することができます。
ランディングページ、ホームページ、ブログなどWeb上で何かを作るのであれば絶対に必要なツールですので必ず導入するようにしましょう。
User Heat (ヒートマップ)

ヒートマップは赤、黄、緑といった色分けにより、読者が集中的に読んでいる箇所を可視化できるツールです。
他にもよくクリックされている箇所だったり、マウスの動きなども計測することができます。
読者の離脱ポイントもわかるので、どこを直したら良いのか一目瞭然です。30万PVまでは無料で使えます。
PageSpeed Insights (ページ表示速度)

Google検索エンジンで上位表示させるために重要な要素の1つはページの表示速度です。
PageSpeed Insightsではあなたのページ表示速度を100点満点で評価し、さらに表示速度アップのための具体案まで教えてくれます。
こちらもGoogleが無料提供しているのでぜひ使いましょう。URLを入力してEnterを押すだけです。
ランディングページを分析&改善(LPO)は常に継続する必要がある
売り上げを伸ばしたいのであればランディングページの分析・改善は常に継続して行う必要があります。
アクセスが足りなければSEO、広告、SNSで集め、コンバージョン率が悪いのであれば文章やデザインを見直す必要があります。
その繰り返しにより徐々にCVR(コンバージョン率)は改善されますし、改善されればその分売上がどんどん伸びていきます。
CVRを上げる戦いに終わりはありませんが、1つずつ課題を明確にして取り組んでいきましょう。
