LPの書き方

商品が売れるランディングページの鉄板文章構成【実例で解説】

質問者

ランディングページを作りたいのですが、文章の書き方がわかりません。何かテンプレートみたいなものはありますか?

商品を売る文章でどうやって書いたらいいんだろう

これから初めてランディングページを作ろうとしている人なら誰でも疑問に思いますよね。お決まりのテンプレがあったら楽なのになぁ…なんて。

実はあるんです。しかもよく売れるテンプレートが。

この文章の型を知ると実は世の中のランディングページの大半はお決まりのテンプレートに沿って文章が構成されてことに気づきます。

今回の記事では商品やサービスを売るための鉄板テンプレートを詳しく解説します。

Mino

構造を一度理解してしまえば誰でも真似できますし、大抵のものは売ることができます。

ただし、悪用厳禁です!

商品が売れるランディングページの鉄板文章構成

ズバリ結論から。売れるランディングページの鉄板構成はこちらです。

②〜⑥の順番は違っても問題ありませんが、ここではあくまで一般的に使われている順番で紹介します。

  1. ファーストビュー
  2. 共感
  3. ベネフィット
  4. 実績・事例
  5. お客様の声
  6. FAQ
  7. クロージング
  8. コンバージョン

ああ、なんかこの文章構成見たことある」と気づく方も多いかもしれませんね。

今回はより理解を深めるために実際に公開されているランディングページを見ながら解説します。

商品名は「Colorful(カラフル)」といい、ランディングページ専用のWordPressテーマです。

発売からすでに6周年を迎え、未だに売れ続けている商品ですのでかなり参考になるはずです。1つずつ詳細を見ていきましょう。

Mino

それでは早速見てみましょう!

1. ファーストビュー

ファーストビューはページの顔となる部分です。読者はページを開いてから3秒で読み進めるかどうかを判断します。

よって、ファーストビューは構成の中でもっとも重要な部分といえます。

ファーストビューで大事なポイントは以下の2つ。

  • キャッチコピー
  • ベネフィット(どうなれるのか)

読者のハートを掴むためにはどちらも欠かせません。Colorfulのファーストビューを見てみてください。

これを読んでどうでしょうか?ランディングページの制作を考えている人であれば、

「え?たったの3分でLPが作れるってどういうこと?」

「あれだけ悩んでた集客方法がこれを読んだら解決されるかも」

ともう少し先を読み進めたいと思うはずです。「最短3分で高品質なLPを作れる」というベネフィットもしっかり含まれています。

自分でコーディングして作る場合、こんな短時間では絶対に作れません。だからこそ興味を惹かれる内容ですよね。

2. 共感

共感の部分では読者の悩みに寄り添います。ランディングページを作ることに興味を持っている人は、

  • 知識がないからLPが作れない
  • 使いやすいテンプレートが見つからない
  • 制作会社に頼むと高いので自分で作りたい

といった悩みを抱えている可能性があるので、それをあえて言葉に出して認識してもらうのです。

Colorfulのランディングページでいうとこの部分。

同じ悩みを持つ人なら「そうそう、わかるな〜」と思える内容ばかりですよね。この共感部分が読者に刺さると一気に親近感を持ってもらえます。

3. ベネフィット

ベネフィットでは読者が商品を手に入れることでどんな未来が待っているのかを具体的に説明します。

ファーストビューにもベネフィットは含まれていますが、ここでより詳細に伝えます。Colorfulの内容でいうと以下の部分です。

  • 最短3分でプロ級のLPが作れる
  • レイアウトも自由にカスタマイズできる
  • 25種類以上の実装機能が使える
  • 集客までしっかりサポートしてもらえる

といったことが書かれており、これを読んだ読者は「サポートもあるしこれだけの機能があるなら私にもできそう」と思ってもらえます。

自分が商品を手に取った先の未来が見えますよね。

4. 実績・事例

実績や実例では実際にどんな効果が出たのか、どんなものが作れるのかを証明します。Colorfulの内容でいうと以下の動画の部分です。

実際に動画を見るとわかりますが、テンポよくランディングページがサクサクと作られていく様子が伝わります。

必ずしも動画である必要はありませんが、動画ほど読者にわかりやすく伝えられる手段はないのでより有効であることは言うまでもありません。

あとは以下のような作成例も良い例です。

実際にこの商品を使って作られたものを見ることができれば、「これと同じものが私にも作れる」と言う安心に変わります。

5. お客様の声

お客様の声を載せることで信頼や安心を読者に与えることができます。評価の高いクチコミをみたら誰でも、

「評判良さそうだし私も使ってみよう」

「こんなにたくさんの人が使っているなら安心」

といったように思います。Colorfulの内容でいうと以下の部分がお客様の声です。

いかかでしょうか?少し使ってみたくなりませんか?

6. FAQ

想定される質問にあらかじめ答えておくことで読者の不安を払拭し、安心して購入してもらうことができます。

例えば今回のLP専用テーマの場合、

  • 購入してからまずやるべきことはどんなこと?
  • 初心者でも本当にLPが作れるの?
  • パソコンはWindowsでもMacでも大丈夫?

といった質問が想定されます。これらの質問に先回りして答えておけば読者の安心にも繋がりますし、質問に1つ1つ答える時間も節約できます。

Colorfulのランディングページ内では以下の部分がFAQです。

ここでのポイントは想定される質問は全て回答しておくことです。

不安(質問)がある ⇨ 問い合わせるのが面倒 ⇨ 買うのやめる」となってしまうとせっかくの商品は売れません。

想定される質問は出し切りましょう。

7. クロージング

読者の悩みに共感し、ベネフィット、実例、お客様の声、質問に全て答えたらいよいよ最後の一押しクロージングです。

この部分では読者がこの商品を購入すべき理由を明確に示し、購入まで一気に到達してもらいます。

やり方は商品によって様々ですが、

  • 購入期限を設定する(明日まで12時まで販売など)
  • 自身のストーリを織りまぜ説得する(商品を開発した理由など)

といった内容が比較的多いです。Colorfulのランディングページでは後者の手法が使われています。

クロージングまで読んでいるということは読者は購入する理由を探しています。「迷いながらも背中を押してもらいたい」というのが本音なのです。

8. コンバージョン

最後はコンバージョンボタンです。

クロージングも最後まで読んで読者の心は最高潮です。ここでさっと購入ボタンを用意しておけばそのまま購入してくれる確率が高まります。

コツはサイズを大きくして目立つ色にしましょう。必要に応じて文字も入力して「購入ボタン」であることをはっきりとわかるようにします。

小さすぎて見づらかったり、色が背景と同系色で見にくいことがないように注意しましょう。

Colorfulのランディングページのコンバージョンボタンはこちらです。

青以外にもオレンジ、黄色、赤色はボタンの色としてよく使われます。ランディングページの雰囲気や色に合わせて選びましょう。

それほど長くないランディングページであればコンバージョンボタンは最後だけで良いですが、長くなる場合は途中にも購入ボタンを含めるようにしましょう。

読者が買いたいと思った時に購入ボタンがないと大きな機会損失に繋がります。配置については最初に紹介したレイアウトを参考にしてください。

売れるランディングページの文章構成はほぼ決まっている

いかがでしたか?実際に公開されているランディングページを見ながら中身を見ていくことでより理解も深まったのではないでしょうか。

もちろん、いきなり売れる文章を書こうと思ってもおそらく無理です。普段から文章を書いている人ならまだしも初心者にはハードルが高過ぎます。

ですので、まずは実際に売れているランディングページを参考にしながらライティングスキルを高めていきましょう。

売れてるページの構成を真似るだけでもページの質はグンと高まります。

Mino

Colorful(カラフル)はWordPressのテーマの中でもかなりの売れ筋ですので、ぜひ参考にしてみてください。